- 歌人であり歌手でもあった母親の影響から、自らも沖縄民謡歌手となった嘉手苅林昌。この作品は、75歳という高齢にもかかわらず、現在もコンサート活動や昔唄の発掘に勤しむ彼の唄とインタビューで構成されたドキュメンタリー。監督は「パラダイスビュー」「ウンタマギルー」といったオキナワン・フィルムを撮り続けている高嶺剛。
- 流浪の民謡歌手つるは、映画『ラブーの恋』のシナリオを拾い、息子ヘンリーと共に映像化を試みる。しかし、作者のメカル監督は製作資金をギャンブルで失い途方に暮れていた。「ウンタマギルー」以来、10年ぶりとなる高嶺剛監督の新作。拾ったシナリオを映画化しようとする民謡歌手とその息子の姿を、虚実入り交じった独自の時空間の中に綴ってい…