- 梅雨、その昔は水無月といった。雨が降るおかげで欲求を発散できない、憂うつな季節である。しかし女たちは湿気を吸い上げては濡れていく。秘めたる欲望をどんどん溜め込んでは卑猥に脹らんでいき、堰を切ったように体外へと放出するのだ。そこへ出来た水溜まりにオアシスを求めるがごとく集まってくる男たち。そう、既に女の罠に俺たちはハメら…
- 長かった冬も終わると、暖かな春そして汗ばむ夏へと季節はめぐっていく。女たちもそれまで来ていた衣を一枚ずつ脱ぎ捨て、肌の露出を増やしていく。つまり内に秘めた欲望の解放だ。火照った身体を癒やすがごとく、生命の源である水と交わることを欲していく。雨、汗、海、波、涙、愛液...。柔らかな肌そして潤いを求めた秘部を濡らして歓喜の渦…