己の命を燃やし巨大な勢力に牙を剥く義兄弟大ヒット・シリーズ「修羅がゆく」のスタッフが描く、新たなる極道巨篇！血で血を洗う群雄割拠の極道列島！一人一人の生き様が今、問われる！時には知的に、時には冷酷に、野望に染まる義兄弟の契り。清水宏次朗、石橋保といった一人でも十分看板を張れる豪華俳優陣と、『修羅がゆく』のスタッフで描く…

大ヒット極道アクションシリーズの第９弾。関東砂組組長代行の仁が何者かに刺された。義郎は最近関西から２人組の殺し屋が関東に入り込んだという情報を入手する…。

かつて仁の兄貴分だった男、冴木が10年の懲役を終えて、砂組に戻ってきた。冴木は極度の武闘派で、関東はおろか全国にその名を知られる男だった。出所間もなくして、砂組冴木会を旗上げ、刑務所仲間を吸収してシマ内に波紋を投げかけ始める。その昔ながらの強引な商売のやり口にシマの素人から悲鳴があがるに到って、仁は冴木に直談判する。が、…

砂組の縄張りで、闇の暴力金融の存在が浮かび上がる。仁と義郎はそのアジトであるナイトクラブに乗り込むが、首謀者氷室は、無気味な雰囲気を漂わせた男で、例え砂組相手であろうと、動じない。砂組組長砂川は、その報告を受け、新世代の暴力の芽を摘み切れない事を嘆く。義郎は氷室の様なチンピラを相手にしないように砂川をいさめるのだが・・…

かつての激しい抗争を繰り返し、抗争後は同じ関東一円会の傘下に収まった砂組と登竜会。ある日戦争終結の立て役者・黒木が、カタギになって戻ってきた。登竜会では黒木の弟分だった小田島が砂組のシマに、御法度のシャブをバラまき、いやがらせを始めていた。狙いが砂組のシマだと勘付いた仁と義郎は早速小田島に掛け合うのだが・・・

関東一円会を破門になった仁を欠いた組織は歯止めがなくなり、キナ臭い匂いが漂っていた。酒井会長は仁と義郎を戻し、組織の均衡を計ろうとするが、理事会の反対で難航する。仁たちの復帰を最も嫌ったのは、2人がいない間に理事にのしあがった新興勢力の矢口だった。だが、その矢口も、組内部に大きな火ダネを抱えていた・・・

砂組は中京連合の侵食を受け、危機にあった。その陰には、関東一円会での地位を固めつつある、多摩連合の黒部の暗躍があった。一方、マトにかけられた仁は、義郎たちの心配をよそに一円会破門の一匹狼として生きていた。そんな仁の元に、一円会の各組織が様々な工作を仕掛けてくるのだが・・・