- 脚本家の大森は、読者モデル上がりで芝居も歌も出来ず、顔とスタイル以外の売り物はない女優の高階麗子を主演にした低予算ビデオ映画の脚本を依頼される。彼は若いが名の売れた脚本家で、映画ドラマなど問わず面白い作品を書くが、今や仕事は激減し、低予算ビデオ映画の脚本を書くまでになった。大森は依頼主のプロデューサー中村から、資料とし…
- とある商店街の一角で「安い・早い・大盛り」が売りの大森食堂を営む、店主の網郎、息子の四郎と娘・千香の三人。カメラを片手に散歩する四郎は、廃墟で町を牛耳る東一家のボス・東とその子分達が一人の女をいたぶる姿を目撃。大声で中へ飛び込み、カメラのフラッシュで相手目くらましさせ女・春子を助けると、自宅へ連れ帰り、暫く様子を見るこ…
- 下着販売員・可南子は「結の日」を有意義に過ごすため起床すると、エプロン姿の元セフレ・修二が朝食の用意をしていた。出社すると社長・大村と地味なお局・志津枝の二人だけがいた。今日は結の日だから仕事はしなくても良いという大村。それは、政府が2年前に制定した人間の絆を大切にしようと創った休日だった。可南子は変わらず営業に向かう…
- 盲目の雀士、雨宮。見えない目で相手の牌を読み切る、その凄腕は伝説と化していた。裏麻雀の世界とは縁を切った雨宮だったが、娘のユメがチャイニーズ・マフィアに騙され多額の借金を背負ってしまい、ヤクザの代打ちを引き受けることになり…。ギャンブル(麻雀)×濃密エロスで贈る「裏麻雀美神列伝」シリーズ第三弾。
- 男運のない自分の生活に疲れ果て、結婚詐欺で財産を失った彩乃は姉夫婦の営むペンションへと足を向けていた。姉・冴子は一年前に病気で他界し、義兄の亮太が一人で運営している。冴子は死ぬ間際に、一周忌が終わるまで他の人を好きにならず、誰ともエッチしないでと亮太に告げた。彩乃が冴子の墓石に手を合わせ、お姉ちゃんの所へ行きたいと呟く…
- 明とマサは駆け出しの漫才師。風呂なしの狭いアパートに同居し、日々オーディションを受ける。その日のオーディション会場では、すでにTVでも活躍するコンビが稽古の真っ最中。そのコンビの売りは、ゲイ漫才。二人が少しで芸を盗もうと熱心に見入っていると、稽古にもかかわらず怪しい雰囲気に。とうとうその場で絡み始める。その夜、寝ていたマ…